FLUX.1は、Stable Diffusionの開発者たちが設立したBlack Forest Labsによって開発されました。
現在のStable Diffusionのクオリティーを超え、Midjourneyに匹敵する芸術性のある画像を生成することで話題です。
ローカル環境において、FLUX.1はStable Diffusionを動かすためのインターフェースであるComfy UIで使うことができるらしいので、Stability Matrixでも可能なのでは？ということで試してみました。
実行してみて問題なく動きましたので、以下その方法について初心者の方にも分かりやすく説明をしていきます。
- FLUX.1を快適に使うためには、高いスペック（RAM32BG以上！）のパソコンが必要になります
モデルファイルのダウンロード
必要なファイルをダウンロードし、指定のフォルダに配置します。
メインモデル
ダウンロード先URL: FLUX.1-dev
ファイル名: flux1-dev.safetensors
ダウンロード先URL: FLUX.1-schnell
ファイル名: flux1-schnell.safetensors（32GB未満のRAMの場合）
ファイルを配置するフォルダ:
（Stability Matrixが置いてあるフォルダ）\Data\Packages\ComfyUI\models\unet
CLIPモデル
ダウンロード先URL: flux_text_encoder
ファイル名: clip_l.safetensors
ファイル名: t5xxl_fp16.safetensors
ファイル名: t5xxl_fp8_e4m3fn.safetensors（32GB未満のRAMの場合）
ファイルを配置するフォルダ:
（Stability Matrixが置いてあるフォルダ）\Data\Packages\ComfyUI\models\clipVAE
ダウンロード先URL: FLUX.1-dev
※メインモデルのダウンロード先と同じです
ファイル名: ae.safetensors
ファイルを配置するフォルダ:
（Stability Matrixが置いてあるフォルダ）\Data\Packages\ComfyUI\models\vaeStability MatrixでComfyUIを立ち上げる
Stability Matrixを開いてComfyUIを立ち上げます。
ワークフローのコピー
以下のサイトからワークフローをコピーするための画像をダウンロードします。
flux1-dev.safetensorsの場合はこちらの画像を右クリックでデスクトップ上に保存します。
flux1-schnell.safetensorsの場合はこちらの画像を右クリックでデスクトップ上に保存します。
今回は「flux1-schnell」の方を使用するようにします。
先ほどダウンロードした画像をComfyUIの画面上にドラッグします。
ComfyUIの各種設定
Load Diffusion Model：
①flux1-schnell.safetensorsを選択します。
②とりあえず「default」のままで。動きが重くなるようなら「fp8_e4m3fn」を選択します。
DualCLIPLoader：
①RAMが32GB未満の場合で重くなるようなら「t5xxl_fp8_e4m3fn.safetensors」を選択します。
その他はデフォルトのままで。
Load VAE：
デフォルトのままで。
Empty Latent Image：
画像サイズは1024*1024、batch_sizeは1のままで。
RandomNoise：
デフォルトのままで。
KSamplerSelect：
デフォルトの「eular」ままで。
BasicScheduler：
「steps」は「4」のままとします。
CLIP Text Encode：
ここにプロンプトを入力します。ネガティブプロンプトの入力はありません。
「Queue Prompt」をクリックして画像を生成します。
画像生成にかかる時間
flux1-schnellでの画像生成にかかる時間を計ってみました。
パソコンのスペック
- CPU：Intel Core i7 14700F
- RAM：32GB
- GPU：GeForce RTX 4070 Ti SUPER
- VRAM：16GB
ComfyUIの設定
画像サイズ：832*1216
ステップ数：4
1枚の生成に11秒かかりました。
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