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赤字7500億円の日産自動車に学ぶ!会社を傾けるための10の鉄則

2025年、日産自動車は過去最大級の赤字「7500億円」を計上しました。
これは単なる業績不振ではありません。企業文化・組織構造・意思決定の歪みが積み重なった結果、巨大企業が“傾いていく”プロセスが明らかになった象徴的な出来事でした。

そんな日産を反面教師にしつつ、「会社を傾けるための10の鉄則」を皮肉を込めてまとめてみました。
もちろん全部“やってはいけないこと”ですが、「あれ?これ、うちも…」と思ったら要注意です。

目次

第1鉄則:「成功体験を過信せよ」

リーフやGT-Rの栄光をいつまでも自慢しよう。
市場や競合が変化しても、過去の成功にしがみつけばOK。

🔁 教訓:先駆者であることと、現在もリーダーであることは別物。

第2鉄則:「会議を重ねて、意思決定を遅らせよ」

すべてを稟議に回し、承認プロセスに数週間かけよう。
「前例がない」が最強の否定ワードだ。

🔁 教訓:決断しない組織は、選ばれない企業になる。

第3鉄則:「技術者の声は黙殺せよ」

ものづくりの最前線にいる人の意見なんて聞かなくていい。
経営陣は数字とパワポがあれば判断できる。

🔁 教訓:ユーザーに届く価値は、現場からしか生まれない。

第4鉄則:「コストカットを信仰せよ」

品質? ブランド? そんなものより目先の利益!
開発費と人件費は真っ先に削減対象にしよう。

🔁 教訓:コストカットの刃は、未来まで切り落とす。

第5鉄則:「世間体には敏感に、社員の声には鈍感に」

メディアには過剰に反応し、社内の不満や提案には「聞くだけ聞く」スタイルで。

🔁 教訓:社員が愛着を失ったブランドは、顧客も離れていく。

第6鉄則:「無駄に役職を増やせ」

管理職が管理する管理職を増やそう。
責任の所在がわからなければ、みんな安心だ。

🔁 教訓:「責任がない組織」には、推進力もない。

第7鉄則:「EV戦略は後回しでOK」

電動化? テスラに任せておけば大丈夫。
リーフの思い出だけでしばらくは戦える。

🔁 教訓:変化を恐れた企業に、未来の居場所はない。

第8鉄則:「危機を“問題なし”と言い切れ」

赤字が出ても「想定内」。
改革? そのうちやります。

🔁 教訓:危機に気づかないことが、最大の危機。

第9鉄則:「提携交渉は遅らせてチャンスを逃せ」

ホンダとの統合話も、フォックスコンとの提携話も、慎重に慎重を重ねてタイミングを逸しよう。

🔁 教訓:機会は待ってくれない。速さもまた競争力。

第10鉄則:「ブランドは“伝えたつもり”で終わらせよ」

どれだけCMを流しても、どれだけキャッチコピーを連呼しても、消費者の心に届いていなければ、それは“伝えたこと”にはならない

🔁 教訓:広告は“見せる”ものではなく、“共感される”もの。ブランドは“主張”ではなく、“対話”で育てるべき。

おわりに:この10の鉄則を“実行しない”ことこそが、企業の生き残り戦略

企業が傾く時、原因はいつも「他人事」「慢心」「変化への鈍感さ」です。
日産の事例は、それを絵に描いたようなストーリーでした。

だからこそ、今あなたが働く会社が
この「鉄則」にひとつでも当てはまるとしたら…それは黄色信号かもしれません。

会社を守るために、まずは“傾け方”を知っておくことが大切です。

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